「アシタカとサン」をフィーチャーしてみた

この間、久石さんが「アシタカとサン」のYouTubeにアップしてくれました。おそらくは夏にコンサートをされたときに披露した「Symphonic Suite “Princess Mononoke” 2021」の円盤化が近いのであろうと予測しています。楽しみにしてます!(笑…まだ発表されてない!)

ふと、「アシタカとサン」の音源っていくつくらいあるのかなあと思って確認してみました。

一番最初は映画公開前の1996年リリースの「もののけ姫 イメージアルバム」ですよね。まさにイメージをつかむためにシンセサイザーで作られた曲。若干節回しが違うところがあるくらいで、サントラと雰囲気はほとんど変わってませんよね。この時からピアノの音色が秀逸でした。

そして映画公開年の1997年、「もののけ姫 サウンドトラック」。尺あわせのためなんでしょうけど、ちょっとリズムが遅くなっているんですが、その少し遅いのが森の『ほんの少しの再生』を表現しているように思えて個人的には大好きです。アシタカ、サンが好き合っているけど、微妙な距離感も感じられて好きなんですよね。

サントラの1年後に出たのが「交響組曲もののけ姫」。チェコ・フィルハーモニー交響楽団の演奏に久石さんのピアノという組み合わせで、この時の共演を経て、「ハウルの動く城 イメージアルバム」でチェコ・フィルを使ってすごくお金がかかったなんて話をされてたように記憶してます(苦笑)。

続いて1999年にリリースされた「WORKS II ~Orchestra Nights~」。これは1998年に開催されたオーケストラコンサートのライブ盤ですね。そして「YouTube」での元音源はこちらのもの。アレンジはチェコ・フィルと変わっていないように思います。

そして、2002年にリリースされたピアノソロアルバム「ENCORE」。東京オペラシティコンサートホールを貸し切ってレコーディングされたものでした。演奏はすごく良いんですが、個人的にはちょっとリズムが速いなあという印象がありました。

番外編ではありますが、2008年に開催された「久石譲in武道館」のラストを締めくくる「アシタカとサン」は感動的でした。最初はピアノソロで演奏されて、その後、麻衣さんの詞がつけられた歌付きバージョンが披露されました。歌詞がついたことによってこの曲がさらに昇華した気がします。

東日本大震災のチャリティとして実施された東京国際フォーラムでのコンサートをライブ盤にした「The Best of Cinema Music」。「久石譲in武道館」と同じ曲構成のようですね。被災者としては大変ありがたい取り組みをしていただきました。感謝しかありません。

2014年に発売された「Ghibli Best Stories」に収録されたアシタカとサンは「ENCORE」の音源のようですね。

去年(2020年)発売された「Dream Songs : The Essential Joe Hisaishi」の音源も「ENCORE」の音源のようでした。

そして今年(2021年)にリリースされた「Songs of Hope : The Essential Joe Hisaishi Vol.2」にもアシタカとサンが収録されてました。ライブ表記ということで、こちらは「WORKS II ~Orchestra Nights~」の音源をリマスターされているようですね。

…このほかに、「Piano Stories 2000 Pf Solo & Quintet」の模様がBSで放送された時の音声を録っておいて音源化しているのを聴いてます。コンサートでリズムが結構揺れる(早くなったり遅くなったり)んですが、それがすごく味があって個人的に好きです。だから、ワンフレーズでも良いから久石さんには「アシタカとサン」をピアノで弾いていただきたいなあと思っているんですが…

「アシタカとサン」って結構コンサートのアンコールで一時期よく使われたイメージを持っているんですが、映像化されているのが少ないようで、WDOでも今年の「もののけ姫」でやられたのでようやく映像化されたくらいで、あまり記録に残っているのがないようです。残念すぎる…(涙)

現在音源化されているのはこのくらいでしょうか。新たな「アシタカとサン」の音源、大変期待しております。

※なお、上記の画像は全てアマゾンリンクになってます。

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