ラッシュ/プライドと友情

Rush
Rush

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Hans Zimmer
Watertower Music (2013-09-24)
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ストーリー
「自由奔放な天才」ジェームス・ハントと、「走るコンピューター」ニキ・ラウダの二人のレーサーが繰り広げるF1レースの舞台で、1976年にニキ・ラウダを襲った大クラッシュと、その年のワールドチャンピオンシップを巡る宿命の対決を軸に、「アポロ13」「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード監督が実話を基に描く。
映画館の様子
先行上映で一足早く観たんですが、結構先行上映にもお客さんが多く来てました。F1が好きな人だったり、ロン・ハワード監督が好きな方が注目してたんでしょう。
印象
レースの模様が結構描かれていたんですが、ものすごくリアリティを感じました。マシン自体は当時の実機を実際に使って撮影もしたとのことで、レースシーンは全く不自然は感じられませんでした。逆に素晴らしかったです。ティレル(映画の中では「タイレル」ってなってましたが)の6輪車も出ていて面白かったです。あと強く印象に残ったのはニキ・ラウダがドイツGP・ニュルブルンクリンクの大クラッシュ後、復活のため病院の中での自分との戦いの様子がものすごく印象に残りました。
原作との比較
原作どころか実話ですからね。でもボクは、ジェームス・ハントとニキ・ラウダのこういった経緯って知りませんでした。最近のF1を眺めているだけなので…

俳優陣の演技
外国の俳優さんは知らないんですが、特にニキ・ラウダを演じたダニエル・ブリュールさんは本人にすごく似ていたんじゃないかと思います。ニキ・ラウダは今もF1のメルセデスでチームをサポートしているので、結構お目にかかるんですけど、昔のVTRを見るとめちゃくちゃそっくり。しゃべり方も似てました。似てたから演技が良いって訳では無いんでしょうけど、良かったんじゃないかな。
音楽
映画を観ている時は全く気づかなかったんですが、音楽担当はハンス・ジマーだったんですね。全く気がつきませんでした。でもオケサウンドでは無かったです。ロックが散りばめられていたと思います。ただ、正直に言うと、エンディングの曲は良いと思わなかったです。テロップに合わせただけで何かを表現した曲になっているとは思えなかった。
F1でのライバルと言えばアイルトン・セナとアラン・プロストの方が有名なんじゃないかなと思います。ちょっと気になってドキュメンタリー映画「アイルトン・セナ」のブルーレイディスクを買って鑑賞しましたが、この二人の争いはどっちかというと泥沼の争いで映画にしても面白くなさそうでした(苦笑)。映画でも言っていましたけど、当時のレースは1年で2名くらい亡くなっていたなんですよね。Youtubeで検索すれば分かりますけど、本当にものすごい人数のレーサーやコースマーシャル(係員)、観客とかも亡くなってます。そんな生命を賭ける状況で、全く正反対の正確の二人が模索しながら切磋琢磨する様子は興味深かったけど、ボクの中ではやっぱり「アポロ13」を超えなかったです(苦笑)。いや、F1が好きになったからこそ、先行上映で観たわけですけど、ちょっと期待しすぎちゃったのかも。
ちょっと文句は書きましたけど(笑)、レースシーンは一見の価値ありです。そしてハントとラウダの全く真逆の性格のレーサーのやり取りも結構良かったし。そして先に書いた、ラウダのクラッシュ後の病院のシーンなんかも見所のひとつだと思います。F1をあまり知らなくても普通に楽しめる映画ですので、是非とも観てもらいたい作品のひとつですので、気になっている方は観ても後悔しないと思いますよ!
にしても、さっきアイルトン・セナの事書きましたけど、今年の5月でセナが亡くなってからちょうど20年になるんですね。当時高専の1年生でしたけど、セナが亡くなった時はショックでしたね。その時はF1はあまり興味は無かったですけど、とんねるずの生ダラでカートレースやってたし結構好きでしたからね。ビッグニュースでした、ホントに。そんなことを思い出してしまいました。

〔オーナーのお薦め度〕
ラッシュ/プライドと友情 ★★★★★☆ 星5つ
(F1、最近ヒール役になってしまっているレッドブルのセバスチャン・ベッテルが実はボクは好きなんですが、2014年シーズンはレギュレーション(規則)が大幅に改正されて、新しいマシンの調子が良くないのがちょっと気になっている一人です。ルノーエンジンがうまく機能してくれるのか心配。…とはいえ、あまり知識がない知ったかですが(爆)。)

〔オーナーの評価点〕
ラッシュ/プライドと友情 68点(100点満点中)

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