WORKS III

 先日、久石さんのアルバム「WORKS III(リンク先はアマゾン)」が発売されました。

 たぶん、いろんな感想があるんだと思います。個人的な感想を言えば、「う~ん」って感じです。

 なんだか、以前の作品にあった心地よさというか、何か惹かれるものが無いような感じなのです。具体的に何が問題なのかと言われてもよく分からないんですが…(汗)

 シロートの僕が言ったらかなり怒られると思うんですが、シロートだからこそ言ってしまうと、たぶん、久石さんは上手くなったんだと思うんです、アレンジが。アレンジの幅が広がったんだろうなぁと。以前はオーケストラでも金管楽器あまり使わなかったりしたし。

 アレンジの幅が広がって、今回のアルバムもいろいろほくそ笑むことができる仕掛けもいくつかあったり(原曲と微妙にアレンジを変えて印象を変えているのがいくつかあったと思います)と、アレンジの面白さが最近は際立っているんだと思うんです。

 でも、やっぱり久石さんがここまでビッグネームになったのは、いわゆる「久石節」「久石メロディー」っていう、力強いメロディラインなんだと思うんです。そのメロディラインが弱くなっているのかなと思ったりしてます。おそらくご本人は、今は「メロディ」よりも、他の部分にっていう意識があるのだろうと思うんですが。

 個人的には素朴なアレンジで、芯の通った力強いメロディのある曲が聴きたいなあなんて思ったりしてます。その辺り、「Oriental Wind」あたりが若干、それを感じさせてくれてはいるんですが。

 あとは、もうちょっとシンセとかをそろそろ使って、ミニマルやったりといろいろな面を見せて欲しいなあと思っているのは、僕だけではないんだろうと思います。

 今は、コンサートがどんな感じなのか、楽しみです。やっぱり生のコンサートはまた別ですからね。

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